トンボ博士からの報告 救出したヤゴたち

前に紹介したトンボの調べ学習で賞をもらった木田君のお父さんからの報告です。木田君とお父さんは今年工事があって救出大作戦ができなかった総合スポーツセンタープールのヤゴ救出を手伝っていただきました。5月13日に50メートルプールのヤゴと子供プールのヤゴを7人で採取し、75リットルバケツにいっぱいのヤゴを東綾瀬公園プールに移動しました。だから木田君は、早くも5月17日にギンヤンマのヤゴの羽化を見ることができて興奮したそうです。

5月19日
5月17日、羽化そのものは見逃しましたが、朝の3時半に起きたら、羽化後に羽を閉じたままのギンヤンマを見つけました。自分が見ている前で羽を広げて、羽を震わせて乾かしていました。下には、かなりの量の体液が落ちていました。長男に見せるためのビデオをハンドライト片手に記録していたら、すっかり目が覚めてしまいました。でも、目にする価値はあると思います。昨年、長男は何度も羽化を観察して、感激していました。彼は蝉の羽化も生物園の人と一緒に観察したことがあります。
長男と一緒に体重を量ったら、コノシメトンボの4倍くらいあって、「ギンヤンマは大きい」という事実を改めて確認できました。バルコニーから元気に飛んでいきました。

 

7月15日

救出したヤゴとこどもプールのヤゴの多くが飛び立ったのでご報告します。今回、シオカラトンボを2匹、ギンヤンマを10匹持って帰りました。そのうちシオカラトンボ1匹、ギンヤンマ7匹を放すことができました。ギンヤンマの最初の羽化が5/17に観察できました。その後、6/20に最後の2匹が羽化しました。羽化直前のヤゴの状態で2匹が亡くなり、1匹は羽化の途中で落下してしまい、羽がうまく広がりませんでした。羽化の途中でけっこう落下しておりました。1匹は観察中に落下したため、割りばしを使って救出することができました。

ギンヤンマの成虫は去年観察したコノシメトンボの成虫に比べて4倍の体重があり、「やっぱりかなり大きいね」と実感しました。1匹のヤゴがユスリカの幼虫を食べる量もずっと多かったです。長男はギンヤンマを救出してかなり満足していました。このような機会をいただき有難うございました。
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